カワイイの威力

アイコンを変えてみました。かわいい赤ちゃん。(こちらの無料壁紙サイトから借用。)
実は研究室のパソコンの背景もコレです。もともと無機質だったのですが、朝に研究室に来て、テンション上がる壁紙の方がいいかな、と思って変えました。自分の研究の関連で赤ちゃんの発達の勉強もしてたりするので、テンションあげあげでございます。

かわいいといえば、昨年の研究で、「かわいいものを見ると集中力が上がる」という研究結果がありました。
私は原著論文をちゃんと読んだわけではないのですが、タスクの合間に見せる写真が、赤ちゃん動物か、大人になった動物かによって、その後のタスクの成績が違うというお話。タスクというのは1)ピンセットでものをつまむ、2)ランダムに入れ替えられた数字列の中から特定の数字を見つける、というもの。赤ちゃん動物を見た場合の方が有意に成績が上がるのだそうです。

やはりかわいいは正義です。私のパソコンの場合、研究より背景画面を眺めていたい欲が高まるので、研究によい作用をもたらしているかどうかは不明なのですが。 

一応論文のリンクを貼っておきます。ご興味があれば。

The Power of Kawaii: Viewing Cute Images Promotes a Careful Behavior and Narrows Attentional Focus

Hiroshi Nittono,  Michiko Fukushima, Akihiro Yano and Hiroki Moriya (PLoS ONE 2012)

タイトルが"cute"ではなく"kawaii"を使っているところがなんかいいなあと思いました。(著者日本人なのですが、ざっとアブストとイントロ見た感じは「cuteにあたる日本語」くらいしか言っていないようなので、cuteでええやんと思わなくもないですが。)
英語wikipediaにもKawaiiのページがあったりして、japanease kawaiiはcuteとはまた違った、ひとつの単語としての地位を確立しつつあるようです。